新年のご挨拶
公益社団法人 高知県薬剤師会 会長 西森康夫
新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、平素は高知県薬剤師会の事業にご理解、ご協力いただいていますことに心よりお礼申し上げます。引き続き本年もよろしくお願いいたします。
さて昨年我々は、コロナ禍と一言で言い表すことができぬほどの多大な影響を受けました。感染症対策においては病院、診療所、薬局の姿も変わりました。また、医療業界においても受診抑制による患者数減に伴い、収入減となった薬局や他医療機関も多くあります。高知県薬剤師会事業においても、直ぐに対応すべき事案が多く、計画されていた事業が充分に展開できているか不安を抱えた一年でありました。
本年も引き続き、在宅医療、薬薬連携、医薬品使用適正化、ICT関連、糖尿病対策、災害対策など従来事業の継続発展を計画しています。薬機法の改定に伴い、本年中に地域連携薬局や専門医療機関連携薬局の認定が始まる予定です。ジェネリック医薬品の使用促進については,高知県の現状をふまえて具体的な目標を持って、今一度薬局のできることを県行政と共に考え行動策を立てたいと思っています。また、今後のWeb研修会のあり方や、オンライン化が進むことが予想されている処方箋の取扱いや服薬指導においても対応の検討が必要と考えております。いずれにしましても、会員の皆様に研修や事業を通じて制度の周知を行うとともに、県民の薬物療法や健康増進に貢献ができるように努めてまいります。
本年も高知県薬剤師会の組織強化を図りつつ、様々な連携がとれる環境づくりを行いたいと思っています。まだまだ先の見えないコロナとの戦いが続きますが、会員の皆様と共に、期待される薬剤師の姿を見失うことなく、この一年を前向きに元気に乗り切りたいと願っています。
最後になりましたが、会員の皆様およびご家族並びに従業員の方々のご健勝と益々のご繫栄ご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。